BIOGRAPHY

バイオグラフィー

ニコラス・ナモラーゼ ―Nicolas Namoradze

ピアニストと作曲家という二つの顔をもつニコラス・ナモラーゼは、2018年カナダ・カルガリーにて開催されたホーネンス国際ピアノコンクールで優勝し、国際的に注目される存在となった。カルガリー・ヘラルド紙において「比類のない」「ピアニストの中のピアニスト」「磨き上げられた彼の演奏はすでに国際的水準に達しており、その解釈はどこをとっても注目と称賛に値する」と高く評される。

 

2019年2月カーネギーホール ザンケルホールにてリサイタルデビュー(完売)。今後、ウィグモアホール(ロンドン)、ガードナー美術館(ボストン)、コンツェルトハウス・ベルリンでのソロリサイタル、ホーネンス・ハイペリオン・スタインウェイ各レーベルでのCD録音、ロンドン・フィルとの共演、ルール・ピアノ・フェスティバル(独)、サンタフェ室内楽音楽祭(米)、マイアミ国際ピアノ音楽祭(米)、バンフセンター(加)への出演などが予定されている。

 

現代音楽や一般には知られていないピアノ曲への関心も高く、ゴドフスキー「ショパンのエチュードによる練習曲」やリゲティ「練習曲」、稀にしか演奏されないドヴォルジャーク「ピアノ協奏曲」などをはじめ、現代作曲家による作品を組み入れたユニークでエキサイティングなプログラムにも精力的に取り組んでいる。

 

作曲家としても広く活躍し、現代美術家のファビエンヌ・ヴェルディエの映像作品“Walking Painting”*¹やエクサン・プロヴァンス音楽祭(仏)に関連して制作されたショートフィルム“Nuit d'Opéra à Aix”にも参加。

 

ブダペスト、ウィーン、フィレンツェにて学部課程を卒業後、ニューヨーク・ジュリアード音楽院修士課程に入学。現在ニューヨーク市立大学大学院センター博士課程に奨学金を得て在籍。これまでに、ピアノをエマニュエル・アックス、ヨヘヴェド・カプリンスキー、ゾルタン・コチシュ、マッティ・レカッリオ、エリソ・ヴィルサラーゼ各氏に、作曲をジョン・コリリアーノ氏に師事。

 

“Walking Painting” 参考動画リンク